自動ダイレクト（国税の納付方法）
令和６年４月から、自動ダイレクトという国税の納付方法が新たに始まります。
１．自動ダイレクトとは
e-Taxで申告等データを送信する際に、必要事項にチェックするだけで、各申告手続の法定納期限当日に自動的に口座引落しにより納付ができるダイレクト納付の方法です（法定納期限当日に申告手続をした場合は、翌取引日）。
２．利用条件
次の条件のすべてに該当する場合に利用できます。
・ダイレクト納付利用届出書を提出し、登録が完了している状態であること
・令和６年４月１日以降、法定納期限が到来する申告手続であること
・法定納期限内に申告手続をする場合であること
・e-Tax利用可能時間内の手続きであること
１．利用可能額
法定納期限当日に申告手続をする場合、原則として、納税額が下表の額を超えると自動ダイレクトを利用できませんのでご注意ください。 ・令和６年４月１日～令和８年３月３１日 1,000万円以下
・令和８年４月１日～令和10年３月３１日 3,000万円以下
・令和10年４月１日 １億円以下
ただし、金融機関の規定やご自身の設定額が上限となります。
４．手続き方法
(1)操作方法
e-Taxで申告等データを送信する画面で、「自動ダイレクト」の項目が表示され、確認内容のチェックボックスにチェックを付けることで、自動ダイレクトの利用が可能となります。※チェックを付けると、自動ダイレクトが利用可能か、e-Taxで判定されます。 その後は、画面の案内に従い進めると手続きが完了します。
(2)納付確認番号通知の確認
自動ダイレクトが利用できる場合、e-Taxに通知される「納付区分番号通知」に「指定した期日に登録口座から引き落としを行います。」と表示されます。
(3)納付日に自動引き落とし
法定納期限当日に、自動で口座から引き落とされます（操作は不要）。
※法定納期限当日に申告した場合は翌取引日
(4)納付完了通知
納付が完了したら、e-Taxに「ダイレクト納付完了通知」が通知されます。
