2月27日、28日、ようやくJ1リーグが開幕しました。
サッカー観戦が生き甲斐のひとつである私の、週末の楽しみがまた増えました。
今年のJリーグの見どころと言えば、やはり今夏ブラジル リオデジャネイロで開催されるオリンピックの種目のひとつである男子サッカー(U-23)代表選手たちではないでしょうか。
2016年1月12日(火)~2016年1月30日(土)まで、AFC U-23選手権 カタール 2016(リオデジャネイロオリンピック・アジア最終予選)という名称で、男子サッカーのオリンピック出場をかけ、アジアの代表国3チームを決める大会がカタールで開催されました。
U-23日本代表は見事優勝という結果を残してくれました。
決勝戦は、韓国との対戦でしたが、4年前のロンドンオリンピックでの屈辱的敗戦から、日本代表には絶対に負けられないムードが漂っていました。
前半1-0で韓国代表に先制され、また、後半には2-0とリードを広げられてしまい、一瞬あの敗戦が黄泉がえりそうになりました。
しかし、韓国代表が気を許してしまったのか、2点を取ってから守りの態勢に入ってしまい、そこを見逃さなかった日本代表は立て続けにゴールを決め、最終スコア2-3で逆転優勝することができたのです!!
オリンピック出場とアジアタイトルがかかる試合での緊張感はとても大きかったと思いますが、そのプレッシャーを跳ね除け大逆転勝利という久々に面白い試合をみせていただきました。(この試合は、本当に面白いものだったので、試合内容をもっと掘り下げたいところではありますが、他にも書きたいことがありますので、このあたりで次の話に移ります。)
2月28日(日)吹田のエキスポランド跡地にできた、市立吹田サッカースタジアムにガンバ大阪vs鹿島アントラーズの試合を観戦に行ってきました。
こけら落しとしては、2月14日(日)ガンバ大阪vs名古屋グランパスの試合が行われましたが、Jリーグの公式戦は2月28日(日)が開幕日でした。
最寄駅は大阪モノレールの万博記念公園駅です。駅を降りるとすぐにエキスポシティというショッピングモール、映画館、体験型英語施設、NIFREL(ニフレル)という海遊館が初プロデュースした水族館、動物園、美術館を兼ね備えた施設があります。太陽の塔を背にしてエキスポシティを左手に見ながら、長い階段を上って行くと、左側に大きなスタジアムが見えてきます。途中、駐車場があるので、迂回しながらスタジアムまで駅から20分程度歩くと到着です。
チケットをゲットしてから、このスタジアムを訪れるのが、本当に楽しみで仕方がなかったので、入場前から私のテンションは最高潮でした!
さて、このスタジアムの売りは何と言っても、ピッチと観客席の近さです。
観客席からタッチラインは7m、ゴールラインからは10mほどの距離で試合を観戦できます。
また、収容人数は4万人で、国際基準を満たすので、国際試合(日本代表戦)もできるスタジアムであります。
座席に到着したのは、キックオフ1時間程前で、メインスタンド側(アウェイ側)の18列目でしたが、ピッチがとても近く、ボールが飛んで来そうな距離で驚きました!!タッチライン側に選手が来たら、目の悪い私でも裸眼で顔まで判別できます。
一旦着席しましたが、両チームの練習開始までまだ少し時間があり、スタジアムグルメも充実しているとのことだったので、どんな店舗が入っているのか気になり、お店のあるスタジアム中段を一周しました。どの店舗も行列ができていて、色々と悩みましたが、最初に目を付けていた『高槻バーガー』を購入することに。
『高槻バーガー』の列に並んでいると、ガンバ大阪の選手を呼び込むコールが。。。いよいよ、練習の開始です。
今回、私が今一番応援している鹿島アントラーズの柴崎岳選手が、2月9日に急性虫垂炎の手術を受けていて、全治1ヶ月との診断が発表されており、開幕には間に合わないと思っていました。しかし、『高槻バーガー』を買って座席に戻ってくると、な、なんと目の前で柴崎選手がアップをしているのです!一瞬、目を疑いましたが、その後スターティングメンバーが発表されると、柴崎選手は名を連ねていました。ここでまた、私のテンションは上がりに上がり、ますます興奮していくのでした(笑)。
キックオフが待ち遠しい中、座席に置かれていたガンバカラーのプリントを掲げ、選手の入場を待ちます。
アウェイの鹿島サポーターは、タオルマフラーを掲げます。約3万2500人の観客が一斉に行うその光景といえば、圧倒されます。
そして、キックオフ!!
前半6分、鹿島の赤崎選手からのパスを受けた金崎選手がドリブルで持ち上がり、ペナルティエリア手前の右側からクロスを上げて、反応した赤崎選手がネットを揺らすも、オフサイドの判定。私たちは逆ゴール近くの席だったため、線審のフラッグが見えにくく、ぬか喜びをしてしまいました。
その後も鹿島はボールを支配。途中、ガンバ丹羽選手の鎖骨骨折というアクシデントで退場を余儀なくされ、少し試合が中断したりということもありました。
前半41分、こぼれ球を拾った長沢選手がアデミウソン選手に繋ぎ、アデミウソン選手がペナルティエリア左側に進入してマイナスのボールを送り、このパスに反応した藤本選手が左足を振り抜くも、クロスバーに当たってしまうという、鹿島にとってはヒヤリとする場面もありましたが、0-0のスコアレスで前半を折り返すことに。。。
後半24分、鹿島は遠藤選手OUT→カイオ選手IN、赤崎選手OUT→鈴木選手INと、一気に2選手を交代させました。
後半27分、カイオ選手の持ち前のテクニックを目の前で観て、思わず「上手い!」と声を漏らしていると。。。
テンポよくボールが繋がり、カイオ選手がペナルティエリア右側からクロスを上げ、ゴール前で反応した鈴木選手がヘディングをし、鹿島が先制しました。
いくらアウェイ側で観戦していても鹿島サポーターは少ないのですが、喜びを爆発させました。
その後は、鹿島伝統の堅守で、0-1で勝利!!
試合内容は、シュートが少なく、少し物足りなさも感じましたが、鹿島アントラーズとしては、開幕戦良いスタートが切れました。
そして、初めてのスタジアムですが、いつものように選手たちを見送るための出待ちを決行しました。どのルートをバスが通過するか予測し、絶対バスが止まるであろう位置の前に立ち、選手を待っていると、私たち2人は見事ベストポジションを陣取ることができました。
ガンバの選手たちは敗戦だったため、バスの中のムードも暗い感じが漂っていて、手を振ってはくれませんでしたが、アントラーズの選手は数人手を振ってくれ、特に西選手ははっきりと私にだけに振ってくれました!!なぜなら、私たち2人しかその場におらず、その時手を振っていたのは私だけだったからです。
大阪市内から近く、こんな素晴らしいスタジアムをホームに持つガンバ大阪は、とても羨ましいですが、なぜなら、鹿島のホームスタジアムは田舎なので、東京からとても時間がかかるからです。
ガンバ大阪は開幕戦を勝利で飾ることが出来ず残念でしたが、今後も鹿島戦以外で、勝利を掴んでいただきたいものです(笑)。