執筆者:札勘スイマー
2014年03月15日

全都道府県へ足を運ぶことを目指している私は、昨年からちょくちょく旅に出ています。

近畿以外では、岡山・鳥取・島根・愛媛・栃木・群馬・長野・千葉・東京・神奈川、今年に入ってからは、山口・福岡・そしてまた関東に戻り、神奈川(箱根)といった感じです。

上記の中には、何度か訪れた場所もあります。しかし、そこにはテーマパークや美味しい食べ物・魅力的な観光地や温泉があるので、外せないところばかりです。
また、父の影響から旅先の近くにお城があると、必ず出向くことにしています。なぜなら、父は無類の歴史好き。そして、石垣マニアなのです。昔から、疑問に思ったことがあればすぐに、知識豊富な父に質問をします。そうすると、その件にまつわる長いエピソード(苦笑)とともにその場で回答してくれます。
そんな環境で育った私は、父に甘え、自発的に調べることをしないため、“歴女”とは呼べません(笑)。
しかし、幼いころから様々な歴史のある場所に連れて行ってもらったことから、石垣や天守台を眺ると、歴史に浸ってしまいます。

そんな、『なんちゃって“歴女”』の私ですが、今年1月に訪れた下関・そして、今年の大河ドラマの主人公黒田官兵衛ゆかりの地である福岡でのお話をしたいと思います。

福岡への2泊3日の旅。
初日は、小倉の某有名ホテルにて宿泊が決まっていました。ということで、この日の観光は、小倉城・下関・門司港レトロへ行くことに。
小倉城は、以前訪れた際、天守閣の修復工事をしていたため、カバーに覆われた状態でした。現在の天守閣は再建されたもので、当時のものではありませんが、復元された天守閣の全貌を見ることができると少し期待していました。小倉城は街中にある平城ですが、石垣は野面積みで、素朴ながらも当時の風情が感じられるものでした。

午前中に小倉駅周辺を散策したのち、電車で15分程移動して門司港へ到着。
ちょうどお昼時に差し掛かっていたこともあり、「ふぐを食べたい!」一心で、門司からフェリーに乗って対岸の下関へ。
下関といえば、この時期“ふぐ”が思い浮かびます。山口・北九州地方では、“ふく”と濁らずに呼ぶそうですが、その“ふく”目当てに唐戸市場へ直行しました。

“ふく”で、お腹を満たしたあと、ここまで来たのだからと、すぐ目の前の巌流島へ上陸。武蔵・小次郎像の前で、決闘シーンを再現する2人!
学生時代であれば、ノリで他の観光客に写真撮影を依頼することも出来ましたが、社会人になって○年経った私たちにその勇気もなく、仕方がなく1人ずつ交互に写真を撮り合うことにしました。

巌流島で1時間弱滞在してから、門司港レトロを散策することに。
この地域は海外貿易で栄えた時代のモダンな建物が今でも残っており、当時の雰囲気が感じられる地域です。しかし、残念ながら、門司港駅は保存修理工事中。こちらも情緒あふれる建物なので、機会があれば再度行ってみたいなと思いました。

2日目は、小倉から博多へ移動。
少し早めの昼食は、博多餃子定食をいただくことに。ご飯の上には名物明太子がのっていて、博多感を少しずつ味わいながら、次の目的地大宰府天満宮へ…。
私は既に二度ほど行ったことがありましたが、友人たっての希望もあり訪れることに。
ちょうどこの日は1月の連休中で、まだ初詣シーズンだったのか、参拝するまでに40~50分も並びました。。。

参拝後は、大宰府名物梅ヶ枝餅を頬張り、参道にてお土産店を物色。そして、今回の食のメインである水炊きを食べに博多へ戻るのでした。

旅行3日目、ホテルが大濠公園近くであったため、チェックアウトをしてすぐに福岡城趾へ向かいました。
福岡城趾は、大河ドラマ『軍師官兵衛』の主人公の息子初代福岡藩主・黒田長政が、慶長6年(1601年)から7年がかりで築城。平山城で、大中小の各天守台と約50の櫓があったそうです。現在は多聞櫓(重要文化財)、(伝)潮見櫓、下之橋御門、祈念櫓などが保存されています。
また、別名『舞鶴城』とも呼ばれています。天守閣の存在の有無はまだ議論中とのことですが、今は大天守台が展望台になってます。そこから見渡す福岡市内の景色は爽快でした。

そこから、黒田家の菩提寺の1つである崇福寺へ。大きなお墓が数基並んでいて、観光客も10数名訪れていました。やはり、大河ドラマ効果は大きな実感しました。

お昼ご飯を食べに博多の名物であるラーメン店へ。
毎回感じることですが、やはり私は、豚骨だけでなく豚骨醤油味が好みだと…。(苦笑)

お腹も満たして、次に博多祇園山笠が飾られてある櫛田神社へ。
博多人形師による絢爛豪華な人形が飾られ、その大きさに圧倒されたのでした。

さて、歩き疲れたら甘いものが食べたくなります。博多の隠れた名物で『ぜんざい』があるとのこと。川端町の商店街の中に『川端ぜんざい広場』という場所があります。ここにも、黒田官兵衛の山笠が飾ってあり、大迫力の山笠を眺めながら、ぜんざいをいただきました。

まだまだ書ききれていないエピソードは沢山ありますが、ここにて一旦終了とさせていただきます。
『なんちゃって“歴女”』の次の目的地は、土方歳三ゆかりの地『函館』です。