インテリアの雑誌の自分の部屋の紹介のページで、よく「好きなものを集めていったら自然と居心地のいい部屋になりました。」とか言ってセンスのいい部屋自慢をしているが、私の部屋は好きなものを集めた結果、マックナイトの絵、プロヴァンス風テーブルクロス、モロッコ土産のラクダのクッション、あしたのジョーのフィギュア、あしたのジョーのカレンダーとどうもセンスがいいとは言いがたい部屋ができている。
居心地がいいのは確かであるが・・・。
ここまで、読んだあなた!気になったフレーズはありませんか?
そう、後半でやたらセンスを悪くしている「あしたのジョー」です。
あしたのジョーファン暦ウン十年を誇る私の部屋には、引き出しに隠し切れないグッズがところどころに、突如現れます。
ジョーファンと言っても、それは男性としてのジョーへの憧れというものではなく、(ジョーのような短気、暴力は私の最も忌み嫌うタイプです)あしたのジョーを好きだという男の人の感情に近いものだと思います。
どんな理不尽にも打ち勝って、実力(腕力)で未来を切り開くところが爽快ですね。
「マニア」や「真のコレクター」の域には達していないのでまだまだ未熟ですが、マンガ全巻はもちろん、小説、ビデオ、DVD、フィギュア各種、Tシャツ、ライター、携帯ストラップ、便箋、かるた・・・と、ちょっと自慢できるくらいは部屋に潜んでいます。
昔、子供のお小遣いでは、月にやっと講談社のコミックが1冊買えるほどでしたが、その頃の叶えられなかった欲望を知らずに満たしているのか、働くようになった今、ジョーグッズが売られていると、値札を気にせず全部買ってしまいます。いわゆる「大人買い」です。
世の中のそういう大人達を狙ったコレクションもののおもちゃが多数売られていますが、私も結構、メーカーの思うつぼです。
でも、「これ、全部ください。」と言ってシリーズすべてを一気に買う快感!子供には出来まい。
そして、気付けばこんな部屋になっていたのです。
ジョーのビデオは落ち込んだときに見ますが、(最近、落ち込んでいないので見てないなぁ)これがまた結構よいのです。
“信じた道を突き進むと、人もやがて自分を応援してくれ、道も開け、すべてはうまく行く”的ななんとも都合のよい思考に切り替わるのです。
「その自信はどこからくるのか。」と突っ込まれそうですが、自信たっぷりのジョーから、自然とその自信の一部をもらっているのかもしれません。
あしたのジョーファン、たぶん一生やめられません。