2010年12月01日

以前このホームページ上で、非アスリート系ランニング宣言をしたところ、実際にも多くの方から「ちゃんと走っているか?」という声をかけていただき、大変なプレッシャーと励みになりました。

この非アスリート系ランナーが現在どうなったかといいますと、フルマラソンに挑むことになりました。
2011年3月6日の日曜日、私は第31回篠山ABCマラソンを走ります。
目標タイムは3時間30分以内。(スタート地点通過までのロスタイムを除外したネットタイム)
この目標設定に関してはすでに各方面から「無理」というツッコミをいただいておりますが、私は果敢にいどみます!

非アスリート系だったのに、どこで道をふみはずしてこのような事態になったのでしょうか。

世間のブームに影響を受けたのか、今年になって事務所内で「走り屋」が目立つようなりました。所内で先駆者となった、池田キャプテンは昼ゴハンのたびにランニングのすばらしさを説き、周囲もだんだんと感化されていきました。
あるときなど、池田キャプテンが配下の若手弁護士2名を巻きこんでロードレースに参戦するといった現象までみられるようになりました。
(ちなみに当時の私は非アスリート系だったので不参加でした)

私のことでいうと、9月くらいに何となく「フルマラソンでも走ってみようかな~」という発言をしていたように思います。所内の雰囲気に影響されたのかもしれません。
「口に出して言ってみる」というのはおそろしいものです。
その2日後くらいには、私の口はタイムにも言及するようになり、「初マラソンで4時間前半、2回目のマラソンで4時間切り(サブフォー)」みたいなことを言いはじめていました。

そうして非アスリート系ランナーは、自分の口が発した言葉に駆り立てられるようにして肉体にムチを打ち、距離と速度を意識するアスリート系へとメタモルフォーゼしました。

マラソン挑戦のためのポイントになるトレーニングとして「ペース走」という練習方法があります。レースで目標とするペースで10キロ、20キロといったある程度の距離を走るというものです。
私はホームコースとしている3.5キロ周回コースを6周する「21キロペース走」をポイント練習と位置づけ、回を追うごとにすこしづつペースを上げながら実施するようになりました。ちなみにこれはハーフマラソンとほぼ同じ距離です。
複数回の21キロ走を経てタイム設定をさらにすこしレベルアップさせ、現在の目標は「フルマラソン3時間30分以内」です。これは1キロ5分のペースです。

1キロ5分ペースで21キロ走を安定して走ることができるようになった後も、将来のタイム短縮をにらんで、ペースアップにいどんでいます。
今の状態としては、1キロ4分40~45秒くらいならある程度コントロールしながら21キロを走ることができます。
1キロ4分25~30秒くらいでも21キロ走を3回ほど走りましたが、現在の私にとってはかなり追い込んだペースで、翌日には大分ダメージが残ります。フルマラソンなら3時間10分を切るペースですが、このペースでフルを走破できるようになるにはまだ大分トレーニングが必要なようです。

すこしずつ身体をならしながら設定ペースをあげていくと、ときには「こないだまで限界と思っていたペースだけど今日はちょっと余裕」という感覚を味わうことができます。
現在はまだ本格的なトレーニングをはじめて3カ月程度ですので、成長曲線も急カーブで上昇しているようです。

そういうわけで3月の篠山ABCに出走します。
篠山の1月前にはペース感覚をつかむ「調整」のためハーフマラソンに出ます。
今回のフルマラソンの出走者は私だけですが、ハーフには池田キャプテンを筆頭に栄光綜合ランニング部の精鋭4名で出陣します。

私自身はといえば、14年ぶり、高校の陸上部時代以来のレース復帰です。
思えばあれはまだ20世紀でした。バブル崩壊の後遺症を抱えながらも我が国の一人あたりGDPは世界トップレベルだったように記憶しています。
ひょっとすると当時はGDPじゃなくてGNPだったかもしれません。
なつかしい。

戦績につきましては、また改めてご報告しようと考えています。
今後とも暖かく、そしてたまにキビしいご声援をお願いいたします。