昨年(2010年)から今年(2011年)の1月にかけては、結婚、長男の誕生、職場の変更、引っ越しとイベント?が盛り沢山でして、大げさかもしれませんが、私にとって、激動の1年でした。
結婚式の時は、私の人生の中で2番目に緊張しました(一番緊張した時は、司法試験のうちの口述試験です。)。
結婚式の数日前まで、自分が結婚するという実感があまりわかなかったのですが、結婚式のリハーサルの時は賛美歌が聞こえてきて柄にもなく感動し、うっすらと目に涙が浮かんだりもしました。
ところが、いざ結婚式本番となると、それまで心の準備をしていなかった分、一気に緊張し、牧師の方の前まで歩く間、手足の出し方がよく分からなくなる有様でした。列席してくださった方々やホテルの撮影係の方からは笑うように再三言われました。
列席者の方からお酒を何度もつがれて飲めなくなった時に備えて、新郎席の足元に、つがれたお酒を密かに流し込むバケツのようなものが置いてあったのですが、披露宴の時に私が思わず笑ったのは、とある列席者の方がそのバケツのようなものを、堂々と私の足元から取り上げてどこかへ持って行こうとしたため、ホテル関係者の方がそれを止めようとしている時でした。
それ以外の場面では終始緊張し、新郎の挨拶の場面でも、話そうと思っていたことがすっかり頭から抜けてしまい、なぜか笑いを誘っていました。
誕生した長男を見た時は、かわいいという思いが沸いてくると同時に、責任という言葉が浮かんできました。
長男が今年から90年生きるとすると、ちょうど22世紀になります。
20世紀は著しく科学が進歩したため、90年前から見ると今は便利な電化製品や通信機器が登場して非常に生活が便利になりましたが、今から90年後はどのような社会になっているのだろうかと、泣いている長男を抱きかかえながら考えたりもします。
たとえ泣き声で寝不足になっても、顔には出さず、これまでどおり、またはこれまで以上に、仕事に邁進していきたいと思っております。
さて、今年の1月1日付で愛知県弁護士会から大阪弁護士会へと登録替えをし、関西に戻ってきました。
私が子供の頃と比べると梅田も様変わりしたと思いますが、阪神電鉄梅田駅の改札近くにあるミックスジュース売り場でジュースを飲んでいると、関西に戻ってきたことを実感します。
その売り場は私が中学生のころ(約25年前)からすでにあり、梅田に行くと時々その売り場でミックスジュースを飲んでいたのですが、店員は変わっても味は変わっていないように思います。
仕事では、今はこれまでに取り組んできた分野も含めて様々な分野の研修を受けているのですが、講師の方が話す関西弁を聞いていると、関西に戻ってきたことを実感します。
研修を受けて自らの頭で考え、あらためて研鑽し、依頼者の方々のご質問に速やかに回答できるよう、ご不安を取り除けるよう、約5年ぶりの関西にて仕事に取り組んでいきたいと思っておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。