執筆者:弁護士 井上 彰
2024年03月01日
写真・動画が捨てられない。
特に子供ができてから、写真・動画のデータが爆発的に増えている。
現在は少し落ち着いてきたが、子供が乳児のころは、妻と併せて1カ月に2~3,000枚単位で写真が増えていた時期がある。
今でも旅行だったりちょっとしたお出かけがあると100枚近く増える。
連続撮影した写真もあり、ほぼ似たような写真もあるが、どれも微妙に子供の表情が違い捨てられない。
これを見越してクラウドサービスや写真アプリも発達しており、(1)撮影日時による整理は勿論、(2)GPSによる位置情報を用いた整理、(3)顔認識機能による人物ごとの整理までしてくれる。こうしたサービスの充実も写真を減らすモチベーションを落とす。
さらに言えば、データが増えれば増えるほど、それが喪失されたときのことを考えると恐ろしくなる。そのためバックアップをいくつもとっている。クラウドやら大容量HDD等にバックアップを3~4個保存している。
おそらく死ぬまでこのバックアップ作業を続けるのであろう。
こうした呪縛ともいえる作業から脱する術が見つかっていない。
世間にはこうした悩めるお父さんがあふれかえっているのではなかろうか。
果たしてどうしたものか。