昨年の暮れ、ダルビッシュ有投手がシカゴ・カブス(ナショナルリーグ中地区)からサンディエゴ・パドレス(ナショナルリーグ西地区)にトレードで移籍するというニュースが飛び込んできました。ダルビッシュ有投手といえば東北高校のエースとして甲子園に出場したイメージが強いですが、実は大阪府出身ということもあり、応援している選手の一人です。北海道日本ハムファイターズに入団した後アメリカに渡り、テキサス・レンジャーズ(アメリカンリーグ西地区)、ロサンゼルス・ドジャース(ナショナルリーグ西地区)を経てカブスに移籍し、カブスでの1年目は肘の怪我に泣いたものの見事に復活して2年目、3年目の活躍は目覚ましかったので、トレードで移籍と聞いて驚きました。テキサス州アーリントン→カリフォルニア州ロサンゼルス→イリノイ州シカゴ→カリフォルニア州サンディエゴと拠点を変えることになります。私にとってテキサス州といえば、NASAのジョンソン宇宙センター、または石油産業などのオールドエコノミーの拠点からIT企業などのニューエコノミーの拠点になろうとしている地域というイメージです。カリフォルニア州といえばハリウッドや、世界的IT企業を輩出しているシリコンバレーのイメージが強いです。イリノイ州といえばボーイング、キャタピラー、マクドナルド、ウォルグリーン・ブーツ・アライアンスなどの大企業の本社がある地域、またはシカゴがルート66の始点であった、というイメージです。このように拠点を変えてきたダルビッシュ有投手ですが、これからもその活躍を期待しています。
そして1月28日、ニューヨーク・ヤンキース(アメリカンリーグ東地区)にいたマー君こと田中将大投手が東北楽天ゴールデンイーグルスに復帰することが決まった、というニュースが飛び込んできました。田中将大投手といえば駒澤大学付属苫小牧高校のエースとして高校野球で優勝したイメージが強いですが、実は兵庫県出身ということもあり、応援している選手の一人です。楽天に入団して楽天球団史上初の日本一に貢献した後、ヤンキースに移籍し、以後ずっとヤンキースで活躍していたので、日本に戻ってくるというニュースには驚きました。石井一久監督のもとで田中投手が活躍する姿を見られることになります。2年契約というニュースも流れているので、これが事実だとすると、少なくとも今年と来年は、日本で活躍する姿をみることができます。(1月28日現在)
執筆者:弁護士 木ノ島 雄介
2021年02月01日