2015年01月01日

車を運転することで気分転換を図っている自分としては、一昨年から昨年(2014年)にかけて、興味深いニュースがいくつかありました。

一つめは、水素から電気を発生させて走る燃料電池自動車(FCV)の話です。昨年の12月15日から、トヨタがFCV「ミライ」を市販しています。2013年に東京モーターショーでFCVのコンセプトカーが公開されたと聞き、大阪でもしないのかと思っていたところ、販売開始の少し前に市販車「ミライ」が舞洲のイベントでも展示されたらしいのですが、都合がつかずに結局見に行けませんでした。そういうわけで、まだ雑誌やウェブに載っている写真でしか見たことがないのですが、フロントフェイスがこれまでに見たことのない独特なもので、男らしさを感じさせます。
フロントの左右にあるグリルがとても目立つので、街で見かければすぐに「ミライ」と分かるはずです。けれども、年間販売台数はそれほど多くないようなので、実際に見かけるのは先になりそうです。
また、これに対抗するかのようにホンダも2015年度にFCVを販売する予定とのことであり、こちらも目が離せません(今月、デトロイトのモーターショーでコンセプトカーが展示されるらしいですが、これも遠くて見に行けません。)。

以前、三菱のアイミーブ(電気自動車)に試乗した時にガソリン車と比べて静かに感じたのですが、FCVを運転した時にどのように感じるのかも興味のあるところです。
また、夜にライトをつけた時にインストゥルメントパネル(インパネ)がどのように光るのか、もとても興味があります(これは水素とは関係ないですが)。

さらに、JX日鉱日石エネルギー(ENEOS)が、FCVの普及を後押しするために全国に水素スタンドを設置するというニュースに触れたり、出光興産が昭和シェル石油との間で買収交渉をしているというニュースに触れたりすると、時代の流れを感じます。
買収の話が持ち上がったのは原油の需要が減ってきていることが主な理由なのでしょうが、両社とも過去に水素供給インフラの整備に向けた共同声明を出していることから、水素の普及に向けた競争力強化も念頭に置いているのかもしれません(素人的推測です。)。

興味深いニュースの二つめは、自動運転の話です。一番印象に残っているのは、グーグルがハンドルもペダルもない自動運転車のプロトタイプを完成させたというものですが、多くの自動車メーカーが自動運転技術の開発に向けてしのぎを削っているようです。そして、自動運転技術が進歩すると、ゆくゆくは空を飛ぶ自動車も誕生するのではないかともいわれています。実際、実現に向けて動いているようです。まだピンときませんが、そう遠くない将来に実現するのかもしれません。その時の自動車の形は今のものとはずいぶん違ったものになるのではないかと思います。

ということをたまに想像しながら、今年も良い年にしたいと思います。新年あけましておめでとうございます。