6月13日より御縁があって、この事務所で勤務することになった『札勘スイマー』です。
嶋津裕介先生の担当事務として日々お世話になっております。
勤務開始から約3ヶ月が経ち、事務所の雰囲気には慣れてきましたが、仕事の面ではまだまだ学ぶことが多く、最近では自分のことでいっぱいいっぱいになってしまっていますが、早く皆さんの手助けができるぐらいの余裕を持って仕事に臨めるよう励んで参りたいと思います。
さて、話は変わりますが、私の一番の趣味は『サッカー観戦』です。
もう20年近く日本サッカーから海外サッカーまでチェックをしていて、ただワールドカップの時期だけ熱狂的になる『にわかサッカーファン』ではないことをここで、公言しておきたいと思います。
今、巷では『なでしこジャパン』の話題で持ちきりです。私としては、熱しやすく冷めやすいこの国民性の中で、いつまでブームが続くかと客観的に捉えてしまいますが、この機会に女子サッカーの環境改善が図られることを期待しながら見届けて行きたいと思います。
そんな『なでしこジャパン』同様、本田選手曰く、ワールドカップで優勝を目指している!?『ザックジャパン』は、ザッケロー二監督が就任してから未だ無敗を続けています。
各試合の内容については色々と思うところはありますが、1月のアジアカップでの優勝などを踏まえ、今までの日本代表のワールドカップ後の内容に比べると、全体的なレベルが一段階上がったのではないかと感じています。
従来、代表監督が交代するとメンバーや戦術なども変わってくる為、組織としては一からのスタートになってしまいます。しかし、現代表にはワールドカップを経験したメンバーの存在感(特に長谷部選手はキャプテンとして、とても重要な選手になったと思います。)そして、海外でプレーする選手が増えたことにより、日々厳しい環境に身を置くことで精神面が強化され、粘り強い試合を行うようになったと見受けられるからです。
ちなみに、ザッケロー二監督の指導方法はとても細かく、そして同じことを何回も繰り返して伝えるそうです。これは、外国の方から見る日本人の印象として挙げられる「真面目で勤勉」という特性にハマっているからこそ、結果となって表れているのではないかと考えています。
少し遡りますが、2006年ワールドカップドイツ大会までの4年間、私がサッカーに興味を持つきっかけを与えてくれたジーコ氏が監督を務めていました。
ジーコ元日本代表監督はザッケロー二監督とは対照的に、自分たちで考えて試合を行うという『自由』を与えました。しかし、当時の代表選手の中でこのことを実践できるのは、中田英寿元選手しかいなかったように感じます。その結果、日本代表のグループリーグ突破はならず、ジーコ元監督への国民の非難はとても激しいものとなりました。
この時、私はとても複雑な心境でした。でも、結果が伴われなければ批判されるのは当然のことであり、サッカーの監督においてはシーズン中の解任など当たり前の世界なので、仕方ありません。監督という職業(特に代表監督)は、精神的に相当タフでないと務まらないので、私も見習わないといけないなぁと思っています。
私の見解として、ジーコ元監督が描いていたサッカーを当時の代表選手に当てはめたのは、時期尚早であったのではないかと考えています。なぜなら、その時のメンバーも確かに技術も優れていて、日本を代表する選手たちではありましたが、その個々の力をチームとしての総合力とする時、やはり明確な戦術というものが必要になってくるからです。その点、ザッケロー二監督は現状を見つめ、日本人の性質に合った指導・戦術を取り入れられていると感じています。
プロ化してまだ20年足らずで、ワールドカップベスト16まで入る力を備えてきたことは本当に凄いことですが、強豪国に比べると歴史の差はかなりのものです。前回優勝した『スペイン』などは、身体的には日本人とほとんど変わりませんが、あれだけのプレーで魅了することができるのは、技術だけではなく歴史に伴う上での様々な環境の差ではないかと実感しています。
歴史の差というものは決して埋めることはできませんが、今後より海外の一流クラブで活躍する選手が増え、そしてJリーグもかつての様な名のある選手たちを迎えることにより、レベルの向上に努めて行く必要があるでしょう。
サッカーの話題で語り出すと止まらなくなりますので、今回はこのあたりでいったん終了したいと思います。これは、いちサッカーファンとしての見解です。もし、何か意見がございましたら気軽に申し付け下さい(笑)。