日本中が大いに湧いた2018 FIFAワールドカップ ロシア大会が終了し、早3ヶ月が経過しました。
前回のエッセイでもお話しましたが、本大会2ヶ月前での日本代表監督の突然の解任劇もあり、ワールドカップ開幕直前になってもサッカーファン以外からはあまり注目を集めていなかった代表選手たち。また、サッカーファンからもこの代表選手たちに対し、グループリーグの対戦相手たちの実力からして、決して期待をされているとは言えなかったのです。
しかし、いざワールドカップが開幕し、日本代表の第1戦、vsコロンビア戦での勝利から「大迫半端ないって」というフレーズが日本中を席巻するなど、国民の注目を大いに集める結果となりました。これは 、サッカーファンにとって、とても喜ばしいことです。
また、大迫選手がJリーグ時代に所属していたチームが、私が愛する鹿島アントラーズでした。鹿島サポーターからしてもゆかりのある選手が活躍することは本当に嬉しいことなのです。他にも今大会のワールドカップのメンバーで現役で鹿島アントラーズに所属していた選手はDFの昌子選手、植田選手でしたが、大迫選手はもちろん柴崎選手も鹿島アントラーズに所属していたので、特に応援していたメンバーでした。
グループリーグ第2戦は、セネガルと引き分け、そして、第3戦、vsポーランド戦。この試合は決勝トーナメント進出をかけた戦いとなりました。後半残り約10分、日本は1-0で負けているにも関わらず、監督からの交代選手を通じての選手たちへの指示は、「このままのスコアで良いから、リスクを犯さないようパスを回せ」というものでした。この行為は、他力本願であり、同じ時間に試合をしているコロンビアvsセネガルの結果で日本の決勝トーナメント進出が無くなるかもしれないという最大の賭けでした。私はこれもサッカーの一つであることは、理解します。しかし、お金を払い観戦に行ってる人がいて、また、世界各国の人たちが観ているこの大舞台で、最後の10分以上、横パスを回す積極性のない試合をみせるなんて、少し恥ずかしいのではないかとも思いました。でも、後半に入ってからの日本代表選手たちは足が止まっていて、このままの状態では得点を狙うより、これ以上の失点を許さないよう不用意に攻撃をするのではなく、横パスを回しリスクを犯さないようにするという選択しかなかったのではないかとも思いました。
グループリーグ第3戦での様々な意見が交錯する中、日本は無事決勝トーナメントに進出しました。
決勝トーナメント第1戦、一時は本当に「日本代表初ベスト8進出」を夢みさせてくれるほどの戦いをしてくれた日本代表選手たちでしたが、好調ベルギー代表の前にメンタル面、そして決定期を逃さないワールドクラスの選手たちの勢いに最後の最後にねじ伏せられてしまう結果となったのです。
そんな色々と考えさせられたワールドカップも終わり約1ヶ月が経過した7月下旬、私が愛する鹿島アントラーズの試合がヤンマースタジアム長居とパナソニックスタジアム吹田でありました。本当は茨城県鹿嶋市にあるカシマサッカースタジアムに2週間に一度、応援に行きたいぐらいのサポーターですが、鹿嶋市は関西からとても遠くなかなか出向けないので、関西の3チーム(ガンバ大阪・セレッソ大阪・ヴィッセル神戸)と試合をする際には必ず観戦に行くようにしています。
まず、7月25日(水)vsセレッソ大阪は、目の前でワールドカップに出場していた昌子選手が負傷退場するというアクシデントもありましたが、鹿島のFW鈴木選手、土居選手のゴールで0-2で勝利しました。
そして、その3日後にガンバ大阪戦を控えていたため鹿島アントラーズの選手たちは、大阪に滞在するということで、急遽J GREEN堺での練習が公開されることになったのです。関西に住んでいるとなかなか観に行けない公開練習ということもあって、私も行くことにしました。
公開練習の日、9時30分開始でしたが、朝から30℃を越えていて、とても暑い日でした。
鹿島の選手たちは和気あいあいとした雰囲気で楽しそうに練習をしています。いつも試合前の練習を観ているので、普段はこんな感じで練習しているのか…と、これもまた新鮮で私にとってはかなり貴重な体験となりました。
そして、最後になんとファンサービスをしてくれるということで、選手たちが引き上げる時に一人ずつサインや写真撮影に応じてくれたのです。友人と都合が合わなくて一人で見学に行っていた私は取り敢えずサインをもらおうと、張り切っていました。結果として大岩監督をはじめ11人の選手にサインをもらうことができたのです。しかし、サインだけでは絶対後悔すると思い、最後にどうしてもツーショット撮影をしてもらいたく、2017年イケメンJリーガーランキング1位の土居聖真選手と大岩監督に写真を撮ってもらうことができました。本当に大満足の1日でした。
7月28日(土)vsガンバ大阪戦は台風が接近している中での試合でしたが、3日前よりかは比較的観戦しやすい気候でした。
この日、ガンバ大阪の宮本監督初采配ということもあり、ガンバの選手たちも立ち上がりから意気込みが違っていたのですが、鹿島の町田選手のゴールで先制。しかし、後半ガンバの米倉選手に右サイドからのクロス制のボールがそのままゴールに吸い込まれるという鹿島にとっては不運のゴールで同点に。非常に悔しい引き分けとなりました。
時は過ぎて9月29日(土)vsヴィッセル神戸戦。ここで期待していたのはこの夏、神戸に加入したスペイン代表のスーパースター、イニエスタ選手と対戦すること。しかし、残念ながら、イニエスタ選手は右足付け根のケガにより欠場していました。そのこともあってか、鹿島はレオシルバ選手、西選手、鈴木選手、セルジーニョ選手、金森選手のゴールで0-5というスコアで大勝することができました。
最近私が観戦に行った試合では負け知らずの鹿島アントラーズ。今年最大の目標である、念願だったアジアチャンピオンズリーグでの優勝!怪我人が多くなっていますが、チーム一丸となって、頑張っていただきたいです!!
また、現時点でJリーグでの優勝は難しいかと思いますが、決して諦めず、残っているタイトルをすべて取れるよう私もシーズン最後まで応援していきます。そして、最終節にホームであるカシマサッカースタジアムで観戦できたら、今年のサポーター活動は完結します。その話はまたの機会に。。。