10月28日にいよいよ日本シリーズが開幕しました。ここ数年、10月に街を歩いているとハロウィンのカボチャがいろいろな所で目につくようになったと感じますが、私にとって10月といえば、やはりクライマックスシリーズ、日本シリーズです。特に日本シリーズが始まると、今まさに秋であること、1年の終わりが少しずつ近づいていることを実感します。
日本シリーズの正式名はSMBC日本シリーズ2017(SMBC NIPPON SERIES 2017)というようです。日本野球機構(NPB)が主催するにあたり、三井住友銀行が特別協賛しているため、正式名に「SMBC」がついているようです。
試合の開催地をどのように決めるかですが、西暦の奇数年は、第1戦と第2戦がパ・リーグチームの本拠地で、第3戦と第4戦(必要に応じて第5戦)がセ・リーグチームの本拠地でおこなわれます。そして第5戦が終わっても、どちらのチームも4勝していなくて決着がついていないときは、第6戦(必要に応じて第7戦)が再びパ・リーグチームの本拠地でおこなわれます。西暦の偶数年はこの逆です。
今年は西暦の奇数年ですので、第1戦、第2戦、第6戦、第7戦がソフトバンクホークスの本拠地ヤフオクドームで、第3戦から第5戦がDeNAベイスターズの本拠地横浜スタジアムで試合がおこなわれます。
ソフトバンクはここ数年日本シリーズに多く進出して優勝しているイメージがあり、実際にどうだったのか日本野球機構のホームページで調べてみると、2011年以降では2011年、2014年、2015年に進出し、しかもいずれも優勝しています。
ところがDeNAがここ数年日本シリーズで戦っている記憶がないので、同じく日本野球機構のホームページで調べてみると、最後に日本シリーズに出場したのは前身の横浜ベイスターズ時代の1998年でした。報道でも見ましたが19年前です。
ソフトバンクはレギュラーシーズン(ペナントレース)1位で、クライマックスシリーズの最終ステージでは楽天ゴールデンイーグルスに2連敗こそしたものの、その後3連勝して日本シリーズに進出しており、「余裕」を感じます。
DeNAはレギュラーシーズン3位から、明るいラミレス監督のもと阪神と広島を破って日本シリーズに進出しており、「勢い」を感じます(スポーツニュースで報じられていましたが、3位からの進出はセ・リーグ初)。
今回のようにレギュラーシーズン2位や3位のチームが日本シリーズに進出する可能性のあるクライマックスシリーズについて、賛否両論があります(レギュラーシーズン(ペナントレース)の消化試合をなくすために賛成、レギュラーシーズンの意味が薄れかねないので反対)。
どちらの意見もレギュラーシーズンを大切にするからこそのものであり、今回も球界やファンの間で議論がなされると思いますが、クライマックスシリーズを勝ち上がった以上、DeNAには横浜の代表としてだけでなくセ・リーグの代表として存分に戦ってもらいたいと思います。
ちなみに2015年から2017年のセ・パ交流戦では、いずれの年もソフトバンクがDeNAに勝ち越しています。日本シリーズでもソフトバンクが先に4勝して優勝するのか、逆にDeNAが優勝するのか、楽しみにしています(2017年10月29日現在、ソフトバンクが2連勝)。