2016年11月01日

2015年4月に、スイミングをはじめたことをエッセイに書きました。
その後も通い続け、クロールも背泳も25メートル泳げるかどうかという状態から、平泳ぎはもちろん、バタフライも一応泳げるようになりました。
とりあえずの目標だった400メートル続けて泳げるようになることもなんとか達成しました。
私の通っているスクールでは、大人は初級、中級、上級に分かれているのですが、今年の5月からとうとう上級クラスに上がりました。

2年間通って一番変わったのは体を動かすことが好きになったことです。
タクシーにはほとんど乗らなくなりましたし、駅のエスカレーターはなるべく使いません。
週に1,2度程度ですが、4キロから5キロ程度をゆっくりとジョギングもするようになりました。
スイミングは週に3回くらい、1時間で1000メートルから1200メートルくらいを泳いでいます。
上級になると、ジュニアのころから続けていた若い人や10年以上続けている上級者の方など、上手な人が多く、同じクラスで泳ぐプレッシャーも半端ではないのですが、少しくらい自分に負荷をかけないとうまくなれないぞ、と自分を励ましています。

また、これは副次的な効果なのですが、生来の食いしん坊も災いして加齢とともに増え続けていた体重が10キロ以上減りました。

私があまりにスイミングの楽しさを熱く語ったせいか、同業の女友達も大阪市内からわざわざ北摂まで習いに来るようになりました。
スクールまで距離があることもあって、最初のうちだけ習ってあとは自分で泳ぐつもりだったようですが、習えば習うほど次の課題が見えてくるのでなかなかやめられないようです。

スイミングの一番の魅力は、重力から解放されて水に浮かぶことでストレスが解消されるというところにあると思います。
また、水圧が適度なマッサージ効果を生み、水に入っているだけで肉体的な疲れや筋肉の張りが改善しているような気がします。
また、スイミングは、距離や速さなどいろいろ人と競うことは可能なのですが、基本的にはもともとの自分の泳げていた距離や速さを少しでも伸ばしたり速くしたりすることで、コツコツと地道に進化を実感することができます。運動が苦手で、私のようにすぐに委縮したりへこんでしまったりするような人間でも、自分なりの達成感をもちつつ楽しく続けることができるのです。
私の通っているスクールには80代の方も複数おられます。いつまでも永く続けられるのもスイミングのすばらしいところです。
私もコツコツと永く続けたいと思っています。